小殿筋という筋肉は、大殿筋や中殿筋に覆われていて
外側からは見えない筋肉です。
その働きは、ほとんど中殿筋と同じですが
この筋肉からくる痛みは、脚のほうまで現れる場合があります。
下の図のように、中殿筋を取り除くと
その奥に、小殿筋があります。
骨盤から、股関節に向かって付着しています。
小殿筋が働くと、股関節が外転(脚を開く)して
僅かですが内旋(内股みたいに、つま先が内側に向く動き)します。
小殿筋にトリガーポイントが発生すると
下図のピンクのところに関連痛が生じます。
トリガーポイントとは、筋肉にある硬結を押した時に
痛みがそこだけでなく、他へも広がるポイントのことで
その押したポイントは、痛みを引き起こす(引き金を引く)
場所ということで、トリガーポイントといいます。
足首のほうまで、痛みが現れることがありますので
坐骨神経痛などと間違われたりします。
歩行時に脚が痛かった場合、お尻に注目することは
なかなかないと思います。
しかし、割と多い症状ではあります。
この筋肉も、痛めるとかなり辛いので
筋トレで予防できればいいかなと思います。
小殿筋の筋トレも、中殿筋と同じ要領です。
①横向きに寝て、上になった脚をまっすぐ上にあげます。
★ポイント その時、体がねじれないように真っ直ぐにして下さい。
②ゆっくりあげて、ゆっくりおろしてください。
★ポイント やや後方に脚をあげるといいですが、体がねじれるので
ほぼまっすぐでいいと思います。
脚がつらないように、はじめはできる範囲で脚をあげて
様子をみながら後ろへ引いてみてください。
股関節周りの筋肉がしっかりと安定してると
腰や膝への負担が減ると思います。
普段、動かさない方向へ動かすということも大切
だと思いますので、無理のない程度に試してみてください。
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