痛みは無いほうがいいけれど
無いというのも具合が悪い訳で
有るということになるのですが
やはり、早めに消えていただきたいですよね。
痛みは体を守るための防御反応の一つで
大事なサインですが放置するのも良くありません。
それは、痛みの悪循環を起こす可能性があるからです。
痛みには急性痛と慢性痛という分け方がありますが
防御反応の役割は急性痛で
組織が損傷するなど、体に危険があるときに
警告するように痛みを発し、損傷が治れば痛みはなくなります。
外傷痛、術後痛、熱傷痛、分娩痛、帯状疱疹痛などがあり
侵害受容性疼痛といいます。
これに対し慢性痛は、損傷が治癒してもなお続く痛みで
防御反応の役割以上に、QOL(Quality of life)を低下させてしまうなど
長期にわたり痛みが続く状態です。
関節リウマチ、骨関節炎、筋筋膜痛など
組織が損傷を受け続けて発する侵害受容性疼痛や
帯状疱疹後神経痛、糖尿病性ニューロパチーなど
痛みを伝達する神経自体の故障で発する神経因性疼痛。
身体には損傷がなく原因が不明とされる心因性疼痛があります。
どう考えても、厄介なのは慢性痛です。
そしてカイロプラクティックでは、その厄介な慢性痛のほうを対象としています。
多くは侵害受容性疼痛であります。
侵害受容性疼痛は、身体が侵害を受けると
末梢から中枢へ信号が伝わり、交感神経を過剰に興奮させます。
すると末梢では、血管を収縮して血流を減少させます。
その結果、筋肉では酸欠、栄養不足で緊張状態となり
これに反応して、発痛物質を作り出し
さらに痛みが続くという悪循環を生み出します。
急性痛の侵害受容性疼痛が
慢性痛の侵害受容性疼痛となりうるし
どちらだか分らないようになってきます。
痛みには、それぞれにメカニズムがあり
それらが混合していたりと実際には複雑です。
色々な要因がミックスされると
絡まった糸をほぐすように、困難になってきます。
早めに取り除くのが一番であると思います。
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