WHOLE HARMONY ホールハーモニー上大岡カイロプラクティック

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カフェインと偉人

 

カフェインには多くの薬理作用がありまして…

例えば

 

中枢神経系(脳・脊髄)を興奮→覚醒・疲労回復、感覚神経や精神機能↑

              →脳の血管収縮→血流量減少→偏頭痛に効果。

骨格筋に作用→筋活動が活発。酸素消費量・熱エネルギー代謝増大→疲労回復。

      →過剰摂取は手が震える。

心臓に作用→脈拍数増大。

末梢血管の拡張

気管支筋肉弛緩→気道拡張で呼吸しやすい。

腎臓に作用→腎の血流量増大→機能向上で利尿作用。

胃に作用→胃液分泌亢進→胃潰瘍。

といったものです。

 

この中で、眠気を覚ます覚醒作用は

普段利用しているのではないでしょうか。

 

疲労感や眠気は、脳内にアデノシンという物質が増える事で起こります。

アデノシンは体の中で作られる物質で、悪いものではありません。

脳が働いていると、脳細胞にあるアデノシン受容体に

アデノシンがどんどんくっついていきます。

疲れたから休みましょうと信号を送るためです。

そして疲労を感じ眠くなるのですが、ここにカフェインがくっつくと

その作用は抑制され、眠気を感じなくなってしまうのです。

アデノシンとカフェインは構造が似ているので、このような事が起こります。

アデノシンは睡眠中に減っていき、また覚醒するようになります。

 

カフェインが多く入っている飲み物といえば

コーヒー、紅茶、緑茶などで

他にもエナジードリンクやココア、チョコレートに多く入っています。

今でもファンが多いこれらの飲み物ですが

以前は、大変高価な品物で身分の高い人しか飲むことができませんでした。

 

 

日本では奈良から平安時代(710~1192)に中国からお茶が伝わり

貴族や僧侶などが楽しむものでした。

その後、日本流に洗練されていき、武士にも大流行。

千利休が「道」として作り上げたお茶の基本など

「おもてなし」は日本の文化です。

 

中国では唐の時代、玉川子蘆仝(ぎょくせんしろどう)という詩人が

「七碗の句」というお茶の素晴らしさをうたった句を残しています。

一碗飲めば喉や口が潤い

二碗飲めば寂しさや鬱を取り除く

三碗飲めば萎んだ詩情が蘇り、中には五千巻の書物があるばかり

四碗飲めば軽い汗が出て、今までの不平不満が毛穴から出てゆきスッキリする

五碗飲めば肌や骨まで清らかになり

六碗飲めば仙界へ通ずる

七碗はもう飲めない。ただ両脇から清風が吹き抜けていくのを感じた

中国茶、恐るべし。。。と思うような句です。

 

17世紀のドイツではコーヒーハウスが流行し

コーヒー好きのバッハが「コーヒー・カンタータ」を作曲しています。

当時はコーヒーハウスは女人禁制であり

これに反発した女性の声を歌にしたとあります。

 

フランスの小説家バルザックもコーヒー好きで

病的なほどコーヒーを飲んで、猛烈に執筆していました。

 

フランスでは18世紀にカフェが人気となり

ルソーやヴォルテール、デイドロ、ド・ペロワなど

思想家やジャーナリストが集まり、議論を白熱させ

フランス革命が起こる起点となりました。

 

イギリスでは紅茶が人気で

ティーハウスは貴族や文化人たちの社交場であり

また、情報交換の場でもありました。

 

アメリカでは1773年に「ボストン茶会事件」が起きています。

当時アメリカはイギリスの植民地で、紅茶が流行していました。

この事件は、イギリスがアメリカに茶税の増税を課したため

アメリカ移民が反発し、海にイギリスから積んできた紅茶を

投げ捨てたという事件です。

そしてこれがアメリカ独立運動のきっかけとなりました。

アメリカはイギリスの愛好する紅茶を捨て

コーヒーを好むようになったそうです。

 

当時は、カフェインの作用が詳細に分かっていませんでしたが

カフェイン摂取により、覚醒し、頭がガンガン回転して

興奮状態で偉人達をハイにしたのでしょう。

歴史の陰にカフェインあり的なwww

 

カフェイン摂取は、過剰にならないようお気を付けください。

ではでは。

 

 

2017年4月12日 1:50 pm

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