WHOLE HARMONY ホールハーモニー上大岡カイロプラクティック

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上腕二頭筋 Biceps brachii

 

起始  長頭:肩甲骨関節上結節 短頭:烏口突起

停止  (長頭短頭合して)橈骨粗面 前腕筋膜

神経  筋皮神経 C5~6

作用  肘関節屈曲 前腕回外

血管  腋窩動脈 上腕動脈

速筋:遅筋(%) 53.6:46.4

筋連結 円回内筋 大胸筋 上腕筋 腕橈骨筋 橈側手根屈筋 長橈側手根伸筋 広背筋 長掌筋

    尺側手根屈筋 総指伸筋 小指伸筋 小指対立筋(短頭)烏口腕筋

    (肩関節包を介して)大胸筋 棘上筋 棘下筋 小円筋 肩甲下筋 上腕三頭筋 小胸筋

 

□特徴

 

上腕二頭筋は肩関節と肘関節の運動に関与する2関節筋で、肩関節の外転には長頭、屈曲や内転には短頭が作用する。

肘関節には屈曲、前腕には回外作用をする。

肘屈曲に関する上腕二頭筋の筋力は、前腕回外位からの屈曲で最も強い。

なぜなら、起始停止間が最短距離になるからである。

肘関節の屈曲と伸展を筋収縮力で比較すると、屈筋群は伸筋群の約1.5倍である。

屈筋群のうち、上腕二頭筋と上腕筋は上腕骨と平行に走行し、前腕骨への付着部は関節の近傍にあり、わずかな筋短縮でも大きな関節可動域が得られるために、運動の速さに有利な筋として働く。

長頭の腱は長く、肩関節の関節腔を貫いて走る。

DFAL上。

 

□軟部組織の触診

 

上腕二頭筋は肘関節を屈曲すれば容易にその筋腹を触診できる。

しばしば上腕二頭筋の長頭の起始部で断裂が生じ、上腕骨中央部でボール状に収縮し丸くなってしまう。

次に反対側との形状を比較する。

触診は遠位側より始める。

上腕二頭筋は遠位側では腱様に重なり合い肘関節を越えて橈骨の上腕二頭筋粗面に付着している。

次に近位側へ向かって結節間溝まで、上腕二頭筋長頭が走行していることを確かめる。

上腕二頭筋の近位端はしばしば結節間溝からの上腕二頭筋長頭腱の脱臼や腱鞘炎が起きる。

上腕二頭筋腱は肩関節を外旋すれば容易に結節間溝で触知できる。

 

□神経学的検査

 

【筋力テスト】

 

三角筋と上腕二頭筋は簡易に検査できるC5支配の2つの筋である。

三角筋はほぼ完全にC5の支配であるが、上腕二頭筋はC5とC6の二重支配である。

よって上腕二頭筋のテストのみによるC5の神経レベルの評価はあまり正確でない。

 

C5-C6筋皮神経

神経学的に肘関節を屈曲させることで上腕二頭筋筋力を検査する。

肘関節の屈曲力を検査する時には、患者に前腕の回外位をとらせ、肘関節をゆっくり屈曲させる。

その際に検者は屈曲に対して抵抗を加える。

 

【反射テスト】

 

主にC5の神経学的レベルの指標となる。

しかしこの反射にはC6の成分も含まれている。

この筋は2つのレベルにより神経支配されているので、反対側と比べて多少減弱気味でも病的な意味を持っている。

 

上腕二頭筋腱反射 C5

 

上腕二頭筋は、神経学的レベルC5、C6の筋皮神経支配であるが、その反射はC5の機能によるところが大きい。

したがって、上腕二頭筋腱反射は主として神経学的にC5の状態を示している。

この反射テストに際して、患者の前腕を検者の反対側の前腕にのせる。

検者の肘関節内側の下で患者の腕を支え、母指は肘窩の上腕二頭筋腱の上に置く。

患者が少し肘関節を屈曲すれば、検者の母指の下に腱が突出して感じられる。

その際、患者の前腕を検者の前腕にのせ、リラックスさせる。

完全にリラックスしたら、ハンマーの先の狭い方で、検者の母指の爪を叩打する。

上腕二頭筋が少し収縮するはずである。

これは目でも見えるし、また母指にもその動きを感じる。

軽い反応があればC5レベルは上腕二頭筋支配においては正常と考えてよい。

数回試みても反応がないなら、C5の神経根から上腕二頭筋までのどこかに障害があるかもしれない。

反射の亢進は、脳血管障害のような上位運動ニューロン障害の結果かもしれない。

また、反射の低下は、頸椎椎間板ヘルニアによる2次的な末梢神経損傷のような、下位運動ニューロン障害によるものかもしれない(脳が下位運動ニューロンに対し、抑制、調整、制御の役割を果たし、その過剰な動きを防いでいることに注意)。

テストは両側で行い、正常では両方とも等しいはずである。

反射は、正常、亢進、低下として記録される。

 

□TP

 

 

関連痛パターン:筋腹に沿って肩甲骨上部まで 筋の停止部周辺

TP:上腕中部の筋腹及び筋停止部の3横指上

 

筋の急激な過度伸張、スポーツ活動、重い物の持ち上げ動作などで損傷する。

肘の骨折では長期の固定が必要なので、筋の収縮が長く続き、そのためにトリガーポイントが活動性になることがある。

 

筋腹のトリガーポイントの場合は挟圧法を、停止部のトリガーポイントには平圧法を施す。

停止部のトリガーポイントや肘部骨折の長期固定からくる肘関節の伸展制限解消には、等尺性収縮後リラクゼーション法を組み合わせて用いるとよい。

施術者は上腕二頭筋の長頭が肩関節を横断している事実を利用するのがよい。

肩関節の伸展は二頭筋の近位部をストレッチすることにもなる。

 

 

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