右の小指の第一関節と左の小指の第二関節、右親指第一関節など
指の関節がぼこっと腫れていて、痛いという50代の方。
朝はこわばりもある。
物を持つと痛い。
以前から、時々ズキッと痛むので、病院でリウマチの検査をしたが陰性で
へバーデン結節ではないかと言われた。とのこと。
へバーデン結節は、第一関節がコブのように腫れ、痛みます。
症状が進行すると、指の変形が起きます。
また、第二関節(親指はありません)に症状がでる場合はブシャール結節といいます。
原因不明の疾患とされています。
この方は、指の変形は無かったので、関節の腫れと痛みをとるよう施術しました。
へバーデン結節やブシャール結節は、女性ホルモン(エストロゲン)が関係しており
更年期にホルモンのバランスが崩れることで発症しやすくなります。
エストロゲンは子宮への作用のほかに
全身的には塩類水分を貯留し、骨を保護するなどの作用があります。
エストロゲンの減少は、関節の腫れを起こしやすくなるので
ホルモン分泌に関わる下垂体にアプローチしていきます。
下垂体は脳の視床下部というところから、吊り下げられていて
その働きは各器官にホルモンを分泌させるよう刺激します。
頭蓋骨を調整して、視床下部に働きかけます。
ホルモンは血液に乗って循環しますので
血液循環も良くなるように施術しました。
次にいらした時に、手指の痛みは気にならなくなってきた。とのことです。
関節のぼこっとした膨らみも、なくなっていました。
まだ少し、気になる点がありますので、様子を伺いながら施術していこうと思います。