肋間神経痛とは、肋骨と肋骨の間を通る神経(肋間神経)が刺激されて起こる痛みのこと。
これは、病名ではなく「症状名」であり、原因はさまざまです。
❏主な原因
・筋肉の緊張や姿勢の悪さ:長時間のデスクワークや猫背などで神経が圧迫されることがある
・外傷や肋骨の骨折:打撲や転倒などによる直接的な損傷
・帯状疱疹:ウイルスが神経を傷つけ、皮膚症状と共に痛みを引き起こす
・手術の後遺症:乳がんや開胸手術後に神経が過敏になることも
・脊椎疾患:椎間板ヘルニアや脊椎腫瘍などが神経を圧迫
・特発性(原因不明):明確な原因が見つからない
神経が過敏になっているため、呼吸・咳・寝返り・腕を動かすなど、
日常の何気ない動作で痛みが走ります。
「ピリッとする」「ズキズキする」「触れるだけで痛い」など
表現は人それぞれですが、共通しているのは”見えない痛み”であること。
40歳以上で起こしやすく、この年代の女性は
仕事、家事、育児、介護と日々たくさんの役割を担っています。
気づかないうちに、姿勢のクセや筋肉の緊張が積み重なり、
神経に負担をかけてしまうことも。
また、更年期によるホルモンバランスの変化や
ストレスによる自律神経の乱れも、痛みを引き起こす要因になります。
❏症状の特徴
・鋭い痛み:針で刺されたような、電気が走るような痛み
・片側性:通常は右か左のどちらか一方に現れます
・動作で悪化:深呼吸・咳・くしゃみ、体をひねる動作で痛みが強くなる
・しびれや違和感:皮膚の表面にピリピリした感覚が出ることも
・痛みの範囲:背中から胸、脇腹、時にはおへその周辺まで広がることがある
肋間神経痛は、命にかかわる病気ではありません。
でも、生活の質を下げてしまう痛みです。
痛みが長引く場合は、医療機関を受診してください。
❏治療法
原因によって治療法は異なりますが、一般的には以下のような方法が用いられます。
治療法 内容
鎮痛薬・抗炎症薬 一時的な痛みの緩和に有効
神経障害性疼痛 神経の過敏反応に対応する薬
神経ブロック ペインクリニックで行う局所麻酔やステロイド注射
リハビリ・ストレッチ 筋肉の緊張をほぐす運動療法
鍼灸・ツボ療法 血流を改善させ筋肉をほぐす
そして、ここがとても大切なポイントなのですがーーー
「痛いけど、我慢できるから」と放っておくと、慢性化してしまうこともあります。
神経が長期間刺激され続けると、脳が「痛みの記憶」を強く刻み、
神経が過敏化して、ちょっとした刺激でも痛みを感じるようになることがあるのです。
さらに、痛みを避けるために無意識に姿勢が崩れ、
肩こりや腰痛など、別の不調を引き起こす悪循環に陥るケースもあります。
当院では
●姿勢の調整
●筋肉の緊張を緩める施術
●呼吸の深さを取り戻すケア
などを通して、神経への圧迫を減らし、痛みの根本にアプローチしていきます。
また、セルフケアとして、胸を開くストレッチや呼吸法を取り入れることで
再発予防にもつながります。
「痛み」は、身体からのメッセージです。
それを無視せず、受け止めてあげる。
それが、これからの人生をもっと心地よく過ごすための
第一歩になると私は思っています。
もし、「これ私かも」と感じたら、ぜひ相談してくださいね。
あなたの痛みには、ちゃんと理由があり、ちゃんとケアの方法があります。
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