手のしびれと“感覚の迷子”-手根管症候群というサイン
しびれは、痛みよりも静かだ。
だからこそ、気づきにくい。
気づいたときには、感覚はもう遠くへ旅立っている。
スマホを持つ手が、なんだか頼りない。
朝、コップを握る指先が、少し冷たい。
それは、疲れのせい?年齢のせい?
それとも、体が発している小さなサインかもしれません。
“感覚の迷子”とは何か
私たちは日々、無意識に体と対話しています。
触れる、持つ、感じる——それらはすべて、神経を通じて脳に届く「感覚」の言葉。
でも、もしその言葉が届かなくなったら?
しびれは、感覚が迷子になっている状態。
体のどこかで、神経の通り道がふさがれているのです。
手根管症候群というサイン
手のしびれの代表的な原因のひとつが、手根管症候群。
手首の内側には「手根管」と呼ばれるトンネルがあり、その中を正中神経が通っています。
このトンネルが狭くなると、神経が圧迫され、指先にしびれや違和感が現れます。
特に多いのは、親指・人差し指・中指のしびれ。
夜間や朝方に強くなることもあり、「手がうまく使えない」「細かい作業がしづらい」と感じる方もいます。
デスクワークや育児、家事などで手首を酷使する人ほど、知らず知らずのうちにこの症状に近づいているかもしれません。
カイロ的視点から見る“感覚の迷子”
カイロプラクティックでは、しびれを「神経の流れの滞り」として捉えます。
手だけでなく、首や肩の緊張が手根管に影響を与えることも。
姿勢の崩れや筋肉のアンバランスが、神経の通り道を狭めてしまうのです。
施術では、手首だけでなく、首・肩・背中の状態も確認し、神経の流れを整えることで“感覚の帰り道”をつくっていきます。
しびれは、体との関係が薄れていくサイン
しびれは、ただの不快感ではありません。
それは、体とのつながりが少しずつ遠のいている証。
でも、迷子になった感覚は、ちゃんと帰ってこられます。
体の声に耳を澄ませることで、私たちはまた、自分自身とつながることができるのです。
あなたの“感覚”は、今どこにいますか?
次回、第2回は「肩こりは”感覚の迷子”の入り口―緊張と神経の関係」を予定しています。
よかったら、また来週金曜日に(^-^)
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