拝啓 冬の朝に、少しだけ立ち止まっているあなたへ
布団の中で「う~…あと5分…」とつぶやいてしまうような朝。
寒さに背中を丸めながら、スマホを見ては、ため息をひとつ。
そんな季節に、ひとさじのぬくもりをお届けしたくて、筆をとりました。
この時期、「なんだか身体が重たい」「やる気が出ない」と感じる方が多いようです。
それはきっと、冷えと“動かなさ”が重なって、身体の中の流れがゆっくりになっているから。
冬のだるさは、怠けているわけではなく、身体が守りに入っているサインなのかもしれません。
だからこそ、無理に動かすよりも、やさしく目覚めさせてあげることが大切です。
■今日のひとさじセルフケア
① 足裏をくるくる、朝の目覚めマッサージ
靴下を履く前に、足の裏を手のひらでくるくる。
土踏まずからかかと、指のつけ根まで、やさしく撫でるだけでOK。
足元がぽっと温まると、全身のスイッチが入りやすくなります。
② お湯を沸かす間に、肩ぐるり深呼吸
お湯が沸くまでの数分間、肩をゆっくり回して、鼻から吸って、口からふぅー。
肩甲骨のあたりがほぐれると、呼吸も気持ちも、ふっと軽くなります。
寒さの中でも、あなたの身体は、今日もちゃんと働いてくれています。
そのことに、ほんの少し気づいてあげるだけで、日々はやさしく変わっていくかもしれません。
それではまた、来週金曜日の便りで。
あなたの身体が、今日もあなたを支えてくれますように。
敬具

