前回からよい姿勢について書いていますが
よい姿勢とは、どこに視点を置くかによって異なる。(よい姿勢とは? その1)
ということで、いくつかの立場からみています。
今日は「生理学的立場」からみたよい姿勢とは?を書いてみます。
②生理学的立場
生理的に疲労しにくいこと。
ずっと同じ姿勢だと、疲れますよね?
これは筋肉を動かさないと血液循環量が低下してしまうためです。
少しずつでも姿勢を変えたほうが、疲れにくくなります。
過緊張も筋肉を過剰に収縮させるので、循環が停滞します。
循環器、呼吸器、消化器、泌尿器などの内臓器官を
正常に機能させるため、過剰な圧迫や負担をかけない姿勢。
背中が丸くなると前かがみになり、呼吸が浅くなりがちです。
肺や心臓に負担がかかります。
胃も圧迫されやすくなります。
運動生理学的には、消費エネルギーが少ないことがよいとされます。
エネルギー消費が最小であるためには、余計な筋活動をしないことです。
力の入った動きや姿勢は効率が悪いので、運動生理学的には悪い姿勢ということになります。
生理学的立場では、よい姿勢とは、”身体が疲れない姿勢”ということです。
疲れない姿勢は、だら~っと脱力した姿勢ではないですね。
筋肉や内臓、自律神経系に負担をかけない姿勢が
疲れない姿勢ということになります。
次回は、心理学的立場からみたよい姿勢とはです。
ではでは、今日はこの辺で。
reference:「基礎運動学」
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