WHOLE HARMONY ホールハーモニー上大岡カイロプラクティック

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ゲルマニウム温浴 ~温熱効果~

前回のブログで、温浴による温熱刺激の効果として

 ■鎮痛

 ■血流増大

 ■柔軟性の向上

 ■免疫機能の亢進

などをあげました。

今回は、温熱刺激による生理的反応についてです。

手足の温浴は、手足の皮膚を温めるだけでなく

皮膚の下にある毛細血管を流れる血液も温めます。

温められた血液は静脈を経て、体の深部を温めます。

温かい血液が全身を巡り、体全体に効果が現れてきます。

◆血管への影響

・血液の粘性の低下

 温熱により血液の粘性が低下し、血液はスムーズに流れるようになり

 血流量が増えます。

・ポリモーダル受容器による血管拡張作用

 温熱の刺激は、ポリモーダル受容器という感覚器が受容し、神経が脊髄に伝えますが

 脊髄へ向かう途中、枝分かれしている他の神経を逆走していくものもあります。

 この逆走した刺激は、他のポリモーダル受容器を刺激し

 神経ペプチドを放出させます。

 これを軸索反射といいます。

 神経ペプチドは、神経末端から遊離されるアミノ酸結合物のことで

 血管を拡張させ、血管透過性を亢進させます。

 ポリモーダル受容器は

  機械的刺激(触・圧・痛・音)

  温度刺激

  化学的刺激(味・臭・視)

 を受容し、感覚を伝える感覚器ですが

 刺激を受容して神経ペプチドを放出する効果器でもあります。

・動静脈吻合による血流量増加

 皮膚には、毛細血管とは別の動脈と静脈が直接つながる連絡路があります。

 これは、普段は閉じていますが、温熱刺激により開き血流量を増加させます。

・反射性血管拡張作用

 体のある部分に温熱を加えると、その部分とは離れた部位の循環が増加するという現象です。

・一酸化窒素による血管拡張作用

 血管内皮細胞から産生される一酸化窒素は、血管を拡張させます。

 さらに温熱を反復すると、一酸化窒素合成酵素の増加調整が起こります。

 一酸化窒素(NO)とは

 血管内皮細胞から生産・分泌される血管弛緩因子で

 循環系の調節に重要な働きをします。

 ・血管拡張作用(降圧作用)

 ・血小板凝集抑制作用(抗動脈硬化作用)

 ・白血球接着抑制作用

 ・活性酸素産生低下作用

 ・活性酸素不活化作用

 などがわかっています。

 一酸化窒素合成酵素は、アルギニンと酸素から一酸化窒素を合成する酵素です。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

この続きは次回に。

2023年3月9日 6:28 pm

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