スーパーライザーから照射される近赤外線。光を当てると体の中でどんなことが起きているのか?ということなんですが。。。
スーパーライザーは、生体深達性の高い波長(0.6~1.6μm)である近赤外線のみを直線偏光子にかけて照射するので、低出力レーザー治療器と特徴が似ています。
低出力レーザー(60mW)よりも高い出力(1800mW)で照射できるため、より深達度が高く照射時間も短いという利点があります。
レーザー光は、人工の光で自然光とは違い、単色で真っ直ぐ進みます。エネルギーを集中させることができるので、ピンスポットで照射できるのが特徴です。
高出力のレーザー光は、レーザーメスなどで使われ、低出力のレーザーは、創傷治癒の促進と消炎・疼痛緩和に使われています。
❏ 生理学的効果
〇 温熱作用
あらゆる物質は分子(原子も込)からできていて、これは静止しているわけではなく不規則に動いています。この動きが激しくなるほど熱は高くなります。
この運き(振動)に一致した振動の電磁波を放射すると、電磁波のエネルギーが分子に吸収されて激しく運動(振動)します。
すると、その物質の温度は高くなります。
赤外線は電磁波の1つで、光のエネルギー。
これが熱エネルギーになるには、放射する物質の分子内振動と赤外線の振動が共鳴して吸収され、分子内振動が激しくさせること。
生体の基準振動の波長は4000㎚で、この振動周波数に合っているのは、中赤外線、遠赤外線。
皮膚の浅部にある温覚受容器を興奮させて、温感が得られます。
近赤外線の波長は、生体深達度が高いので、深部の血流量の増加が皮膚温の上昇になると思われます。
では、この続きは次回に。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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