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創傷治癒 ~止血期~

今回は、前回までのスーパーライザーのお話で、照射による生理的作用の1つ、創傷治癒スーパーライザー7 ~創傷治癒作用~ に、もう少し付け足しを。

傷が治っていく過程(創傷治癒)は、止血期、炎症期、増殖期、成熟期の4段階。

 止血期は、血を止める。

 炎症期は、白血球などが、細菌や壊れた組織など異物を取り除く。

 増殖期は、新しい組織や血管がつくられる。

 成熟期は、瘢痕(傷跡)となって修復される。

この反応が少しずつ移り変わり、傷はふさがっていく。

今回は、最初の止血期について書きます。

1.止血期(出血凝固期)

血管が破れ出血すると、血液の損出を防ぐ働きが起こる(止血機構)。

止血機構は、損傷した血管壁に血液が触ると反応が始まり、

血小板による一次止血と血液凝固因子による二次止血で止血を完全なものにする。

一次止血 : 血小板血栓の形成

血管の内側は内皮細胞におおわれているが、損傷により皮下組織のコラーゲンが露呈すると血小板が粘着し、粘着した血小板は活性化する。

活性化した血小板は、内容物を放出して他の血小板を引き寄せたり、より強力な血小板凝集作用があるトロンボキサンA2(TXA2)を産生し、放出することで血小板の凝集を促進する。

また、TXA2は、血管を収縮させる作用もあり、出血を止めるように働く。

このようにしてつくられた血小板血栓による止血を、一次止血という。

二次止血 : フィブリンネットの形成

一次止血によりできた血小板血栓は、もろく不安定なため、フィブリン(線維素)が網目状に包んで、血栓を補強する。

フィブリンは、凝固因子の反応でつくられ、これには内因系と外因系がある。

内因系は、血液が損傷した血管壁のコラーゲンに触れると、血液凝固因子のⅫ因子が活性化され始まる。

活性Ⅻ因子はⅪ因子を、活性Ⅺ因子はⅨ因子を活性化。

活性Ⅸ因子はⅧ因子、リン脂質、カルシウムイオンと共にⅩ因子を活性化する。

活性Ⅹ因子は、プロトロンビンをトロンビンにする。

トロンビンは、フィブリノゲンをフィブリンにする。

外因系は、損傷した血管から血管外の組織液に含まれる組織トロンボプラスチンが血管内に入ると、Ⅶ因子を活性化し、カルシウムイオンと作用してⅩ因子を活性化する。

その後は内因系と共通で、フィブリンをつくる。

フィブリンが血小板血栓をより強固にし、二次止血が完了する。

凝固因子の欠乏は、血液凝固カスケードが進まないため、止血までに時間がかかる。

凝固因子の第Ⅸ、第Ⅹ、第Ⅶ、第Ⅱは、肝臓で合成され、その最終段階でビタミンKが必要。

ビタミンKは納豆などに多く含まれている。

ビタミンKの吸収が阻害される低栄養では、凝固能力が低下することがある。

また、カルシウムは凝固カスケードで必要である。

血小板については、血小板を増やす栄養素はないといわれています。

しかし、バランスのよい食生活が間接的にでも、血小板を減らさないことになるのではないでしょうか。

本日も読んでいただきありがとうございました。

この続きは、また。

2022年8月29日 5:49 pm

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