天気が悪い、この時期。
体調が悪くなる方は多いですよね。
ねむい、だるい、やる気が起きないなどなど。
その他にも、関節が痛い、頭痛がする、喘息になるなどなど。
これは、自律神経が上手く働けない状態にあると考えられています。
では、ちょっとこちらを見て下さい(^_^)
◆天気が悪いときは低気圧◆
天気が悪い=雨が降るとは大雑把には、こんな仕組みになります。
地上で温められた水蒸気が、吸い上げられ
上空の冷たい空気に冷やされて雲が出来ます。
飽和状態になると、雨となって落ちてきます。
上空は地上より、気圧が低いため空気は上空へ流れます。
すると、地上は空気が薄くなり気圧が下がります。
なので、天気が悪い時は、低気圧となるのです。
ちなみに・・・
気圧とは、空気の重さによる圧力のことです。
体にかかるその重さは、だいたい1㎠で約1㎏です。これを1気圧と言います。
結構な圧力がかかってますよね(;’∀’)
大気中では、空気の密度が濃く重い所は、気圧が高く高気圧となり、体にかかる圧力も高くなります。
反対に、空気の密度が薄く軽い所は、気圧が低く低気圧となり、体にかかる圧力も低くなります。
体内ではこの外部からの圧力に対して、バランスが保てるよう内部から調節しています。
その調節をしているのが自律神経です。
◆自律神経の働きは◆
自律神経には、交感神経と副交感神経があり
意志とは関係なく、体の内部の環境を整えています。
高気圧になると、交感神経が優位に働きます。
60%が水分で出来ている人間の体は、外部からの圧力で、その水分は内側へ動こうとします。
すると血管が縮小、血圧が上昇、心拍の上昇、意欲向上など活動状態になります。
しかし、低気圧だと副交感神経が優位に働きます。
すると、外部からの圧力が低いため、体の水分が外へ動こうとします。
細胞内の水分が膨張してむくみになったり、血管は拡張され、血圧は低下し
心拍も低下、血流が悪くなり、疲労感、意欲低下といった休息状態になります。
また、頭の血管が広がれば、頭痛になり、喉の血管が広がれば腫れて炎症が起き、喘息となります。
このように自律神経が外部との圧力を調整しているのですが
この働きが急激な気圧の変化に間に合わなかったりすると、体調不良を感じるようになるのです。
◆ヒスタミンが助長する◆
気圧が低下すると、体内でヒスタミンという物質が分泌されます。
ヒスタミンは外部から刺激があると、肥満細胞から放出され、免疫システムに働きかけます。
しかし過剰に分泌されると、花粉症のようなアレルギー症状を引き起こします。
ヒスタミンは炎症を起こす作用があり、関節痛を起こします。
また、血管を拡張させ、血管から水分を組織に沁み出すため、より血圧を下げます。
神経伝達物質としては、交感神経を刺激します。
低気圧で副交感神経が優位に働いているところへ、ヒスタミンの作用で交感神経が働くと自律神経が混乱してしまいます。
こうして、余計に不調になる訳ですね(>_<)
気圧が低いとヒスタミンが放出される理由は、明確になっていないようですが、
急激な気圧の変化を外部刺激として反応すると考えられているようです。
低気圧による不調を軽減させるため
睡眠時間の確保、適度な運動や温浴で汗をかく
深呼吸で体内に酸素を沢山取り入れるなど
できることを何か取り入れてみてはいかがでしょうか?
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