■腸内細菌叢
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時、腸管内は無菌です。
生まれてくると呼吸器や消化器などから悪玉菌が入ってきて
その後、善玉菌が入り腸内に棲みつきます。
母乳は善玉菌の餌となり、悪玉菌の餌にはならないため
赤ちゃんの腸内は圧倒的に善玉菌が多くなります。
離乳期を過ぎると数々の菌により、成人と同じ細菌の比率で腸内フローラが形成され
常在菌として棲みつくようになります。
そして、年を取るにつれ善玉菌が減り、悪玉菌が増えていきます。
腸内細菌叢は人それぞれ特有であり、その人にあった菌が常住しています。
■腸内細菌を増やす ( 善玉菌を増やす )
乳酸菌は摂取しても、そのほとんどが胃酸や胆汁により死滅してしまいます。
たとえ大腸まで届いたとしても、腸管内に棲みつくわけではなく、便として排出されます。
腸内環境を整えるということは、常在菌の善玉菌を活性化するということです。
では、それにはどうしたらいいでしょうか。
1.食事 — 善玉菌のエサとなるものを摂取する —
・食物繊維・・・大豆・インゲン豆などの豆類・海藻類・こんにゃく・ごぼうなど
・オリゴ糖・・・はちみつ・バナナ・大豆・ごぼうなど
・発酵食品・・・納豆・味噌・キムチ・漬物・ヨーグルト・チーズなど
2.ストレスをためない
ストレスは悪玉菌の勢力を優勢にします。
3.抗生物質の服用
抗生物質は病原菌を死滅させますが、善玉菌にも作用してしまいます。
抗生物質の服用は必要最小限です。
日本食離れしている昨今、こうしてみてみると
腸内環境を整える最高の食事は『日本食』ではないか!!
と思ってしまいます。
見た目も美しい日本食。
今一度、日々の食事を見直したいところです。
そして、これからの季節、インフルエンザなどの感染症が流行ってきます。
免疫力を高めて、防御を固めること。備えあれば憂いなしです。
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