1ヶ月くらい前から右の肩、肩甲骨の上の方が痛いという50代の方。
ひどくなると腕の方まで痛くなり、包丁が持てないくらいになる。
手にしびれはない。
じっとしていても、痛みがある。
夜間痛はなく、横になると楽になる。
最近、重い荷物を運んで、それから痛みがでたとのこと。
全体像として、姿勢はとくに問題があるようには思われない。
圧痛点もこれと思われるものがない。
痛みはぼんやりとしているようで、ここが痛いというような場所がなく
はっきりしないとのこと。
筋肉は柔らかく、コリとかそういった痛みではないようだ。
表現しづらいような痛みとのこと。
首の関節や肩関節の可動域がハイパーなのが気になる。
まずは、首から肩にかけてスーパーライザーを照射。
胸椎の7番8番の動きが悪いため矯正する。
筋膜を整え、内臓を調整。
肝臓、胆嚢が気になったので伺ってみると
以前、胆嚢の摘出をしたとのことだった。
肩甲骨の痛みは変わらないが、体が軽くなったとのこと。
次の来院では、肩甲骨がひっぱられる感じで
首を前に倒す動作(洗い物など)を続けると辛くなってくるとのこと。
頸部がグラグラで不安定なため、筋肉を安定させる。
キネシオテープを貼って、筋肉を補助する。
次の来院でも、肩甲骨の痛みはあるとのこと。
だんだん、圧痛点があらわれてきたので、除去する。
左の腰と背中の筋肉を緩める。
胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)を緩める。
頸部の筋肉の筋力を回復させ、筋肉にしっかり力が入るように教育する。
4回目の来院時には、不思議なことに痛みが全くなくなったとのこと。
この日は、内臓の調節で終わり。
次にいらした時は、痛みは全くでなくなり
調子が悪い所がないとのこと。
来ると調子がいいそうで、この日も内臓の調整と筋膜のリリースで終了。
最初は、全く効果がないように思われますが
体は少しづつ変わります。
原因は1つではないので、一過性の回避ではなく
徐々に取り除くことで再発をしない体になればと思います。