1年前から左の肩がずっと痛い。
もともと肩こりなので、放っておいたら腕が上がらなくなった。
という40代の方。
最初は、左肩を動かすと痛いということだったので
疼痛がある領域を調べ、トリガーポイントと筋膜リリースで
対応していく。
しかし、今度は腕の方に痛みが強くなり、腕のトリガーポイントや筋膜リリースをすると
広背筋などありとあらゆるところに痛みが移動するようになり
触るところ全部陽性のような状態。
肩は外転が一番つらい動作で、90度くらいまでしか上がらない。
結帯動作や結髪動作もできない。
そして、今度は安静(仰向けで寝ている時)の状態で、痛みが強く出るようになった。
内臓の調整をしてみる。
肺、心臓、胃、腎臓へのアプローチ。
すると、夜間痛は嘘のようになくなったという。
頭蓋骨の調整も合わせて行う。
よくよく、思い出してもらうと
肩が痛くなる前は、ずっと胃が痛い日が続いていたと
いうことを思い出された。
夜間痛はとれたが、肩関節の可動域は回復していないので
筋膜のつながりをつかってリリースしていく。
鎖骨の位置も変位しておられ、斜角筋の緊張も強く
鎖骨下動静脈や腕神経叢も圧迫されないよう矯正していく。
少しずつ痛みが軽減してきたので
ちょっと痛いけど、ストレッチをしてもらうことにしました。
まだ、結帯動作や結髪動作はきつい角度があるが
手のしびれや不眠はなくなったとのこと。
この先は、ストレッチと弱化した筋肉を強化することに
シフトしていきます。