一ヵ月くらい前から頭痛外来に通い始めたという50代の方。
片頭痛だけでなく、首の痛み、腰の痛み、ふくらはぎの張り、手足のしびれなどなど悩みは多い。
首や肩甲骨の周りは、筋肉が固くなって硬結ができているところもある。
これらのトリガーポイントを丁寧にとっていきます。
片頭痛は脳の血管が拡張して三叉神経を刺激することで
脈打つように痛むといわれています。
だったら、筋肉を緩めて血流を良くしたら余計に痛くなるのでは?
と思われるかもしれませんが。。。
ではなぜ脳の血管が拡張するのでしょうか?
脳の血管が酸素を必要としているからではないでしょうか?
本人の無意識であっても、身体が緊張状態にあると筋肉は硬くなり慢性的に血流が悪くなります。
ですから、筋肉を緩めて身体がリラックスできる状態にします。
そのほか、首や背骨など関節の動きが悪い所、
とくに自律神経系に働きかけるよう矯正していきます。
頭蓋骨の調整を行い三叉神経への影響を減らすようにします。
片頭痛持ちの方は、噛みしめや歯ぎしりといった顎の問題も多く
咬むときにつかう筋肉なども緩めていきます。
この方は痛むのはこめかみの辺りで、片頭痛のようですが
緊張型頭痛との混合だと思います。
頭痛はない日が増えてきたとのことで
全身のアライメント、鎖骨や胸骨
股関節や足関節といった関節のバランスを整え
リンパ液が滞らないようにし
横隔膜や胸郭の調整で、呼吸が深くできるようにしています。