1週間前から左の首が痛くて、動かすことができない。
整形外科で頚椎症性神経根症と診断されたという20代の方。
首を動かすと痛いので、痛み止めの薬を服用中。
薬を飲まないときは、左腕も重くなるとのこと。
首の可動域だが、左はほぼ向けない。
右は30度くらいなら回せる。
下は向けるが、上は眼だけしか動かせないような状態。
痛いのにあれこれと申し訳ないが
整形外科的検査と筋肉の触診だけさせてもらいました。
まずは、痛みを取り除かねばいけませんので、頚部にスーパーバイザーを照射して血流を改善させるようにしました。
その後は、右側の筋肉を丁寧に観察し、どこが可動域制限をかけているのか検出します。
そしてそれらの筋肉にはことごとく圧痛がありましたので、一つずつ施術していきます。
今度は筋肉や神経に働きかけるため、等尺性収縮をつかい施術します。
これは関節運動を伴わないで筋肉を収縮させるため、負担をかけずに行えます。
このようにして少しずつ、首の可動域が広がりました。
最後にキネシオテープを首と腰に貼り、5日後に来院してもらいました。
2回目の来院時は、首は動かすことができるが痛みはまだ残るとのことで
同じように施術。
5日後に来院してもらいました。
3回目の来院では、首の問題はなくなったが
もともとあった腰痛が気になりだしたとのことでした。
ここからは腰痛にシフトしていきます。
日頃より肩こりがあると、痛みやこりに慣れてしまうようになります。
首は悪くすると、寝たり起きたりも大変になり、日常の生活が不自由になります。
ぜひ早めにケアしてください。