前日から首が痛い。
右も左も45度くらいしか向けない。
上も向けない。
手にしびれはないという30代の方。
寝違えのようだ。
寝違えになってしまったら、炎症が起きているかもしれませんので
とりあえず冷やしてみて下さい(氷のうやアイスパックなどで)。
少し楽になるようでしたら、15分ほど冷やして止めて下さい。
首を無理に動かしたり、マッサージやストレッチなどは、悪化する可能性がありますので
避けて下さい。
この方は幸い、これを知っていらしたので良かったです。
寝違えは、肩や背中の筋肉が硬いとなりやすいので
僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋、棘下筋といった筋肉を緩めていきます。
首に負担がかからないようにするためです。
肩甲挙筋という首を動かす筋肉に圧痛点がありましたので
ここにスーパーライザーを照射します。
痛みがあると筋肉は緊張し、血管を収縮させます。
すると筋肉は酸素が欠乏してしまい、さらに痛みが増してしまいます。
スーパーライザーは血流を改善することで、痛みが増幅するのを防ぎます。
それから、痛い筋肉にアプローチするのではなく
痛い筋肉とは反対の働きをする筋肉(拮抗筋)を使うことで痛い筋肉を治療します。
痛い筋肉に負荷をかけないようにします。
筋肉は収縮させた筋肉の反対側の筋肉(拮抗筋)は弛緩するという
反射を利用するわけです。
あとはキネシオテープを貼って、様子をみていただきました。
次の日には、痛みが70%くらいで、起き上がれるようになり
2日後にいらした時には、首肩が重い感じくらいとのことでした。
2回の治療で、首の痛みはなくなったとのことです。