無菌性髄膜炎で入院されていた50代の方。
退院後、身体が重いというか、もやもやしているというか何とも言えない辛さがあるとのこと。
ひどい頭痛、発熱、吐き気や首から背中が痛くて下を向けないなどといった
髄膜炎の症状に加え、血圧が安定しなくてふらふらしていたそうで、今は腰も痛い。
退院後10日ほどたっており、仕事にも復帰されてますが
病後は体力を改善させることを第一目的として施術を行いました。
そのために、各器官の働きを促進させ、栄養吸収と排泄を活性化させます。
関節については、上部胸椎や鎖骨、胸骨、頭蓋骨などの矯正を行い静脈の排出を促します。
また、頸や肩の筋肉も緊張しているので、これを緩和します。
脚や腰の筋肉の弱化に対しては、しっかりと力が入るよう抵抗とストレッチで促通させます。
筋肉の機能低下や緊張は、リンパの流れを悪くするからです。
リンパ系のドレナージを行い、代謝を妨げないようにします。
リンパのうっ滞は、浮腫になり、代謝が落ちるのを防ぐためです。
腸は免疫系にも関わり、動きが良くなることで、蠕動運動がリンパの流れを助けます。
このような施術を行い、施術後はお顔が明るくなったので
どうですか?と伺うと、頭がすっきりしたとのことでした。
1週間後、前回の施術後はいかがでしたかと伺うと
髄膜炎関係で、つらかった重い感じやもやもやがとれてびっくりしたとのことでした。
でも、まだ腰の痛みなどがあるので今後はこちらにアプローチしていきます。