WHOLE HARMONY ホールハーモニー上大岡カイロプラクティック

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むくみ

むくみ(浮腫)とは


 

体内にある水分を一括して体液といいます。

この体液量はほぼ体重に比例していて、成人男性で体重の約60%、成人女性で体重の約55%になります。

もちろん個人差や年齢などによる違いもありますが、一般的に女性は男性よりも体内の水分量が少ないです。

これは、女性は男性に比べて脂肪組織が多いためです。

脂肪組織は水分の含有量が少ないのです。

ですから脂肪組織が多くなると、%値は小さくなります。

 

体重の半分くらいを占める体内の水分。

この水分量は急激に変化することは、一般にはありません。

それは摂取した分だけ排出するよう、からだが調節しているからです。

この均衡が崩れると、脱水症だったりむくみが起こったりします。

 

むくみ(医学用語では浮腫という)は、何らかの理由で、体内に水分が多く溜まってしまっている状態のことです。

 

 

むくみ(浮腫)の分類


 

むくみ(浮腫)は、全身性のものと、局所性のものに分類されます。

 

Ⅰ 全身浮腫

 

心性浮腫・・・うっ血性心不全や収縮性心膜炎などの心疾患による浮腫。

心臓のポンプ作用が働かないと血液が循環できず腎臓への血流量が減り腎臓の機能が低下する。

するとナトリウムや水分の排泄が減少し浮腫となる。

 

腎性浮腫・・・急性腎炎症候群、ネフローゼ症候群、慢性腎不全など腎臓の疾患により生じる浮腫。

体内の水分を排泄するのは大部分は尿からで尿をつくる腎臓の機能が働かないと浮腫となる。

 

肝性浮腫・・・急性肝炎、慢性肝炎、劇症肝炎、肝硬変など肝臓の疾患により生じる浮腫。

肝臓には腹腔内の臓器から血液を集め、糖を貯えたり、脂質を分解したり、タンパク質を合成したり

尿素がつくられたり、解毒をしたりといった多くの役割がある。

そのため肝臓が炎症を起こし血液が循環しなくなると、血液中の水分が体内にたまり浮腫や腹水となる。

また、アルブミンというタンパク質の合成もできなくなる。

すると、膠質浸透圧が低下し血液中の水分が外に出てしまい浮腫となる。

 

内分泌性浮腫・・・バセドウ病、甲状腺機能低下症、糖尿病など内分泌・代謝疾患により生じる浮腫。

甲状腺や副腎などから分泌されるホルモンが異常に増加したり、減少したりすると

関連する臓器が働かなくなり浮腫を起こす。

甲状腺機能低下症の浮腫は指で押しても跡が残らない(粘液水腫)を示す特徴がある。

 

特発性浮腫・・・特発性浮腫は原因が不明の浮腫。女性に多い。上記のような疾患がない場合に診断されるようです。

 

栄養性浮腫・・・脚気(ビタミンB1欠乏症)、低蛋白血症(血液中のたんぱく質の低下)などで生じる浮腫。

 

薬剤性浮腫・・・薬剤による浮腫。抗がん剤、カルシウム拮抗薬、非ステロイド性抗炎症薬、ACE阻害薬など様々。

 

 

Ⅱ 局所性浮腫

 

静脈性浮腫・・・静脈の流れが障害されて起こる浮腫。静脈血栓症、慢性静脈不全(下肢静脈瘤など)

 

リンパ性浮腫・・・リンパの流れが妨げられて起こる浮腫。

がんなどの手術でリンパ節を切除したり、原因が分からないで起こるものもある。

 

炎症性浮腫・・・アレルギーなどで炎症が起こると毛細血管は拡張して、血液内の水分が漏れやすくなることで生じる浮腫。

 

血管性浮腫・・・遺伝性血管性浮腫(生まれつきC1インヒビタータンパクが少ない弱いなど)や

クインケ浮腫(突発性に起こり症状は短く瞼や唇、消化管に起こる)ものがある。

 

むくみのほかに、動悸や呼吸困難であったり、尿量の減少や体重の増加、食欲不振、発熱などがあれば医療機関を受診してください。

 

 

カイロプラクティックの適応するむくみ


 

足のむくみは日常よくあることです。

長時間、座りっぱなしや立ちっぱなしなど、ふくらはぎをあまり動かさない環境であれば、夕方には足がむくみやすくなります。

しかし、足を動かしたり、就寝すれば翌日はむくみもなくなるのが一般的な身体の機能です。

このサイクルが機能していればよいのですが、ヒトの暮らしはこのような単純なものではありません。

普段から足がむくみやすい方は、たとえば生理の時ですとか、今週は飲み会が続いているとか、夏の時期でエアコンによる足の冷えだとか、色々なむくみを発生させる要素が加わったり、または続いたりしたら、なかなか自力で解消するのが大変になります。

すると足の組織は水分による圧力が高まり、痛みを感じるようになります。

足が痛い、だるい、重いなどは体を動かすのが億劫になり、余計に足を動かさなくなります。

足の筋肉の衰えは、静脈の流れが悪くなり、水分が滞ってさらにむくんでいきます。

血液や体内の水分は、循環することが重要ですので、むくんで滞らせてはいけません。

足のむくみは足だけの問題ではないのです。

施術はこのようなことを考慮しながら、日常どのような環境で過ごされているかなど、個人の置かれている状況を考え、その他に関わる要因を探りながら流れを良くするように行います。

余分なものはため込まない。がいいのです。

 

 

 

参考文献

内科学(南江堂) 成人看護学循環器(医学書院) 成人看護学腎・泌尿器(医学書院) 成人看護学内分泌・代謝(医学書院) 大学課程の生理学(南江堂) 足をスッキリきれいにする本(法研) 筋骨格系のオステオパシー(GAIABOOKs)

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