目が覚めると、首が痛くて起き上がれない。首が回らない。
就寝時だけでなく、寝っ転がって
テレビを見たり、ゲームをしたりなど
長時間、首を固定した後で首が痛くなることを寝違えといいます。
痛みで首を動かすことができず
身体ごと回るような状態のため
仕事や日常の動作も困難になります。
また、腕への痛みやしびれも伴うことがあります。
○寝違えてしまった方へ
軽症の場合は、2~3日で治まるようですが
ひどい場合は、少し動いただけでも痛みが走るので
動作の制限が出ます。
横になったら起きるのも一苦労のため
休むのもつらいといった状態でしょう。
臨床では、首が前に出て、頭の位置が前方にあるため
日常的に首に負担がかかっておられる方に多いように思います。
普段からそのような姿勢をされていると
横になってもそのままであると思われ
睡眠中も寝返りをうたず、固まっていることで
首の筋肉に痛みが起こると推測されます。
多くの場合、痛めた筋肉以外は動かせるので
首をどのように動かすと痛いのかを確認し
その動きで作用する筋肉を施術していきます。
動きによって施術する筋肉が違い
また、その動きを補助するように使う筋肉や
反対の動きをする筋肉など
間違えてしまうと、よけいに悪化しますので
慎重に細かく触診し、少しずつ可動域を広げるようにしていきます。
首の筋肉は、平衡感覚や姿勢維持に重要な役割を担っているので
寝違えたかなと思われたときは、マッサージはしないほうがよいと思います。