頭痛は多くの場合、一時的なものですが
頻繁に起こったり、頭痛になるとしばらく続いたりなど
頭痛もちといわれるような方で、とくに疾患がない場合は
筋肉や骨格の問題かもしれません。
頭痛を引き起こす筋肉というのがありますので
ここでは、筋筋膜性疼痛症候群による頭痛を記述していきます。
○筋筋膜性疼痛症候群とは
筋肉にトリガーポイントとよばれる、しこりのような塊ができると
そこから関連痛といって、他へ痛みが放散されることがあります。
トリガーポイントは、筋肉を使いすぎたり
不動の状態を続けると形成されることがあります。
この関連痛は、筋肉によって
どこへ痛みが出るのか、ほぼ決まっており
頭部へ痛みを起こす筋肉もいくつかあります。


筋肉ごとに色分けしてあります
上記のような部分に痛みを飛ばしますので
筋肉は違っても、ほぼ頭部全体に
痛みを起こす可能性があります。
○頭痛の方へ
頭痛は首や肩にも、強いコリやこわばりを伴うことがあり
ひどい場合は寝込んでしまうほど、生活に影響を及ぼす症状です。
首や肩が痛い、または凝っている方や
むち打ち症など、以前首を痛めたことがある方は
筋肉や筋膜の施術も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
頭は人体の中でも重量がある部位で
首はその重さを支える安定性と
柔軟な動きを要求される運動性といった
反する機能を備える必要があります。
動きやすくするために首の関節は他と比べて緩く
筋肉に頼っている部分が多いのです。
ですから、首の筋肉は重要であり
しかも血管や神経が多く
非常にデリケートな部分です。
痛みがクセになると、なかなか厄介です。
季節の変わり目などは、頭痛が起こりやすいですから
身体のメンテナンスをおすすめします。