WHOLE HARMONY ホールハーモニー上大岡カイロプラクティック

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僧帽筋 Trapezius muscle

 僧帽筋上部 Descending part of trapezius muscle

 


 

起始  後頭骨上項線 外後頭隆起 項靭帯 第7頸椎棘突起

停止  鎖骨外側1/3 肩峰

神経  副神経外枝 頚神経叢筋枝C2~4

作用  肩甲骨の挙上 内転 上方回旋 頸部伸展

血管  頚横動脈 肩甲上動脈 後肋間動脈 深頚動脈 後頭動脈

筋連結 胸鎖乳突筋 肩甲挙筋 三角筋 広背筋 大菱形筋 小菱形筋 上後鋸筋 下後鋸筋 

    脊柱起立筋 頭板状筋

 

□特徴

 

上部線維は肩甲帯を引き上げる。

上肢帯を固定した時、片側上部線維の短縮で頭を同側に傾け、顔を反対側に向ける。

両側同時に働けば頸部は伸展し、頸椎前弯は増強する。

この伸展力が頸の前部筋の拮抗作用力と釣り合った場合、僧帽筋は全頸椎を固定させる緊張帯として作用する。

僧帽筋と胸鎖乳突筋は頭蓋底に沿って、両筋を分けている乳様突起まで連続的な起始部を共有しており、一方鎖骨に沿っては別々に停止している。

発生学的にみて僧帽筋と胸鎖乳突筋は1つの筋よりなっており、後の成長とともに2つに分かれる。

共通の起源のため、これらの筋は同じ神経支配、つまり脊髄副神経、第Ⅺ脳神経によって支配されている。

僧帽筋はSBAL上。

 

□軟部組織の触診

 

僧帽筋上部線維は、交通事故による頸椎の屈曲損傷があると、しばしば引き伸ばされる。

僧帽筋は鎖骨、肩峰、肩甲棘の付着部において、三角筋と重なっているため2筋の付着部を識別することは困難である。

僧帽筋上部線維の停止部でありまた三角筋の起始部の1つでもある肩甲棘に沿って触診すると2つの筋の硬度、形状、大きさの違い、圧痛の有無がわかる。

肩峰の背側表面まで指先で触診した後、肩甲棘まで指を進める。

僧帽筋の停止部が明確に触診できなくても、その辺りの部位に異常な圧痛があるかもしれない。

その症状は普通、頸部の屈曲もしくは伸展損傷による欠損または血種によっておきる。

次に頸椎棘突起の両側で僧帽筋の縦走する膨隆を指先で上項線にある起始部まで触診する。

簡単に比較できるので僧帽筋を両側同時に触診すると良い。

大きさや形の不均衡や、圧痛には注意すべきである。

圧痛はしばしば上外側部におきる。

 

・リンパ節

 

僧帽筋の前外側のリンパ節は、普通触知できない。

しかし感染といった病的状態では、圧痛や腫脹がある。

経験を積めば、リンパ節鎖の触診は僧帽筋の触診と一緒にすることが出来る。

 

・大後頭神経

 

僧帽筋より頭蓋底へ指を動かし、外後頭隆起点の両側で大後頭神経を触診する。

炎症のある時は(普通は鞭打ち損傷の結果として)その神経は明瞭に触診できる。

大後頭神経の炎症は一般に頭痛をおこす。

 

□神経学的検査

 

・筋力テスト

 

肩関節の筋力テストには9つの運動がある。

①屈曲 ②伸展 ③外転 ④内転 ⑤外旋 ⑥内旋 ⑦肩甲骨の挙上(肩すくめ運動) ⑧肩甲骨の内転(気を付け姿勢) ⑨肩甲骨の外転

僧帽筋は肩甲骨の挙上(肩すくめ運動)

脊髄副神経または第Ⅺ脳神経

 ※肩甲骨の位置を確認しておき、頸部は中間位で菱形筋による下方回旋に注意する

【両菱形筋による代償】

肩挙上筋が弱いと菱形筋が代償しようとする(菱形筋は補助筋)。

肩甲骨下角が脊柱の方に動き(肩甲骨内転)、下方に動く(回旋)。

 

□TP

 


 

関連痛パターン:頸部後側面 耳の後ろ 側頭部(側頭痛)から頬骨弓にかけて

TP:後頚三角部と肩

 

受話器を頚と肩の間で保持したり、重いバッグのベルトを肩に掛けたりすると、筋が過度の収縮状態になる。

肘掛け椅子や車椅子の肘掛部分が高すぎたり、あるいは肘掛部分が無かったりすると、筋が長時間過度に収縮、あるいは伸張状態になり、トリガーポイントを活動性にする原因になることがある。

姿勢に注目して、頚、胸、腰椎の配列や肩の様子を観察する。

異常な姿勢には筋に代償的な緊張をもたらす。

胸筋の凝りを伴う上頸部症候群は、過度の収縮によりトリガーポイントの活動性の原因になる可能性がある。

 

 

僧帽筋中部 Transverse part of trapezius muscle

 


 

起始  第1~5胸椎棘突起および棘上靭帯

停止  肩甲棘上縁

神経  副神経外枝 頚神経叢筋枝C2~4

作用  肩甲骨の内転

血管  肩甲上動脈 頚横動脈 後肋間動脈 深頚動脈 後頭動脈

筋連結 胸鎖乳突筋 肩甲挙筋 三角筋 広背筋 大菱形筋 小菱形筋 上後鋸筋 下後鋸筋

    脊柱起立筋 頭板状筋

 

□特徴

 

中部線維は肩甲骨を脊柱側に引きつける。

 

□TP

 


 

関連痛パターン:頸部後外側 肩甲骨上部および肩甲骨間部

TP:肩甲棘と同レベルにある椎骨棘突起との中間

 

腕を前方へ屈曲させ続けて長時間僧帽筋を過度に伸張したり、過度に収縮した状態におくような活動や姿勢で損傷する。

車を運転していて、両手で長時間ハンドルを握っていると僧帽筋が過度に伸張を起こす。

胸筋の緊張を伴う上頸部症候群は中部僧帽筋を長時間過度に伸張させるため、筋筋膜トリガーポイントが活動性になることがある。

 

 

僧帽筋下部 Asending part of trapezius muscle

 

 

起始  第6~12胸椎棘突起および棘上靭帯

停止  肩甲棘三角

神経  副神経外枝 頚神経叢筋枝C2~4

作用  肩甲骨の下制 上方回旋 内転

血管  頚横動脈 肩甲上動脈 後肋間動脈 深頚動脈 後頭動脈

筋連結 胸鎖乳突筋 肩甲挙筋 三角筋 広背筋 大菱形筋 小菱形筋 上後鋸筋 下後鋸筋

    脊柱起立筋 頭板状筋

 

□軟部組織の触診

 

僧帽筋の下部線維を触診するには、肩甲棘から指で遠位付近部である第12胸椎の棘突起に向かって、筋の走行を両側で確かめる。

僧帽筋は頸椎部でははっきり触診できるが、下部線維の部分ではあまりはっきりしない。

 

□TP

 

 

関連痛パターン:頸部後外側 肩甲骨上部および肩甲骨間部

TP:肩甲骨下角をとおる脊柱と直角線上にあって、同レベルの棘突起から2横指外側

 

 

 

 

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