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呼吸器系 Respiratory system
2018年12月19日呼吸器は呼吸作用すなわち空気中から酸素をとってこれを血液に与え、血液中の炭酸ガスを空気中へ出す働きをしている器官系である。呼吸器で取り込まれた酸素は赤血球によって各組織に運ばれ、ここで腸から血管によって運ばれてきた栄養分を燃焼させる。燃焼によって生じ… -
消化器系 Digestive system
2018年12月17日Ⅰ 口腔 Oral cavity消化管の最上部。食物の咀嚼を行う他に、発声器および味覚器として重要な役目を演じ、また時に補助気道としても役立っている。これを更に口腔前庭と固有口腔の2部に区別する。①口腔前庭 Vestibulum oris上下の歯列と… -
下肢 Lower limb
2018年12月5日◆下肢帯 Pelvic girdle□寛骨 Coxal bone思春期の頃までは腸骨・恥骨・坐骨の3骨が区別され、互いに軟骨結合をいとなんでいるが、成人では軟骨部が骨化して3骨は互いに癒着し一個の寛骨になる。3骨の会合部は寛骨外側面の中央に円い陥凹部… -
上肢 Upper limb
2018年11月24日◆上肢帯の骨 Pectoral girdle1 鎖骨 Clavicle軽いS状を描く。内側端を胸骨端といい、肥厚している。外側端を肩峰端といい、上下に扁平になっている。1肩峰端(→は肩峰関節)2円錐靱帯結節 3鎖骨下筋溝(鎖骨下筋が収まる溝)4肋鎖靱… -
脊柱 Vertebral column
2018年11月19日1頸椎 Vertebrae cervicales頸椎で横突起と名付けられるものは真の横突起と退化した肋骨とが癒着したもので、その尖端は二分して前結節と後結節となっている。この突起が横突孔という孔によって上下に貫かれていることも頸椎の特徴である。第一頸… -
頭蓋骨 Ossa cranii
2018年11月14日◆頭蓋頭蓋 cranium,skullは身体の最上部に位置する極めて複雑な骨格で、脳・視覚器・平衡聴覚器を容れているほか、消化管の気道の起始部を囲んでいる。頭蓋は一つの骨からできているのではなくて、これを分解してみると15種23個の頭蓋骨と顔面骨から… -
筋膜 Fascia
2018年11月5日◆筋系筋の表面は結合組織の薄膜で覆われ、これを筋膜という。筋膜はふつう外筋周膜によって緩く筋と結合しているものであって、そのため筋と筋膜との間は活動性が大きい。また筋が隣の筋あるいはそのほかの構造物とずれあう場合には、筋膜はその活動を助ける。しかし筋… -
表情筋 Muscles of facial expression
2018年10月24日顔面筋は一般に小さい皮筋である。頭蓋から起こって顔面の皮膚につき、これを動かしていわゆる表情をつくるものであるから、これをまた表情筋という。表情筋は薄くて扁平な筋束である。その筋束は顔面の骨や軟骨から始まり、眼窩部や口部の括約筋を覆っている真皮や結合… -
広頚筋 Platysma
2018年10月17日起始 下顎骨の下縁停止 上胸部神経 顔面神経作用 前頸部の皮膚を緊張させ、口角を下方にひく下顎骨の下縁から起こり、頸部の外側面の皮下を下って上胸部にまで及ぶ薄い皮筋である(人体最大)。下端では次第に筋繊維束が疎開して幅が広くなり、皮膚の中に侵入して終… -
椎前筋群 Prevertebrales
2018年10月14日頸部脊柱の前面に接して上下に走る細長い筋の一群。頭関節と頸椎の運動にあずかる。神経は頚神経叢(C1~4)の枝に支配される。①頭長筋 Longus capitis起始 頸椎の前面停止 後頭骨の底部の下面作用 両側:頭部および頸部屈曲 一側:頸部屈曲②頚…